日本音楽の更なる海外展開促進を目的として、日本の楽曲を海外の音楽配信プラットフォームを通じて世界のリスナーに届けるために必要な下記の費用が、平成30年度補正予算「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金」（通称：J-LOD）の今期限りの支援事象として追加されました。

1. 楽曲タイトルやアーティスト名等のメタデータ翻訳費用

2. Distribution Service Platform（DSP）への納入ファイル変換費用

これは、アメリカ、ヨーロッパ、並びにアジアの国々におけるコンテンツ市場が年々拡大を続ける中で、横ばいとなっている日本のコンテンツ市場の活性化を図るため、政府が推進する日本コンテンツの海外流通を円滑に進めるための環境整備の一環として行われるものです。

今回の発表を受け、各社の積極的な申請を促進することを目的として、RIAJ・JMCE（窓口）は、会員社を対象に、希望社からメタデータをお預かりし、英語翻訳およびJ-LODへの申請実務の代行サポートを実施 致します。詳細は下記のとおりです。


JMCEでの一括申請により事業実施を希望される場合

■ 支援対象となる事業

メタデータ（「作品名（アルバム等タイトル）」、「原盤タイトル」、「アーティスト名」）の英語翻訳（ローマ字変換）

※ 注意事項
・J-LODの助成を受ける為には、対象楽曲がDSPに於いて配信された、もしくは配信される日程が確定している事を証明するエビデンスが必要となります。
・JMCEが取り纏めてJ-LOD申請した楽曲は、ファイル変換に関しての助成は受けられません。
 

■ 手続きの流れ
現時点における大凡の目安となります、ご了承ください。
 

① 2019年6月10日 ～ 7月31日（水）
JMCE申請受付・日本語メタデータ提出
レコード会社等は、期日（7月31日）迄に、日本語版メタデータをJMCEに提出いただきます

② 8月中旬
JMCEは、各社のデータを集めVIPO(J-LOD)に一括事業申請

③ 9月初旬
VIPOからJMCEに対し事業実施決定（交付決定）が通知

④ 9月中旬
JMCEから翻訳事業者にお預かりしたメタデータの翻訳を外注

⑤ 9月末 ～ 10月中旬
翻訳事業者から英語翻訳されたデータをJMCEに一括納品
翻訳事業者への支払いは、JMCEが立替えてお支払いします

⑥ 9月末 ～ 10月中旬
JMCEから英語翻訳データをレコード会社等に納品
英語翻訳データの修正等はレコード会社等で個社毎に進めて頂きます

⑦ 2020年1月中旬迄
レコード会社等からJMCEへ、DSP配信実績のエビデンスを提出　

※ 注意事項
配信実績エビデンスの提出が無い場合、J-LODの助成を受けられません。その場合、翻訳費用は全額をレコード会社様等にご負担頂きますのでご注意下さい

⑧ 1月末
JMCEからVIPOへ、実績報告書、精算払請求書等の提出

⑨ 2月末
JMCEの確定検査を経て、VIPOよりJ-LOD補助金を受領

⑩ 3月末
JMCEからレコード会社等へ立替え分をご請求


■ ​JMCEからレコード会社等へのご請求に関して
JMCE立替金の御請求に際しては、事務手数料（翻訳業者への発注額の5%）を加算し各社へ請求させて頂きます。


■ 本件に関するお問合せ先
詳細に関しては、下記よりお問い合わせください。

一般財団法人 日本音楽産業・文化振興財団
メールでのお問い合わせはこちら
 

自社でJ-LODへ応募される会員社様について（個別申請方法）

■ J-LOD応募開始／申請期限

応募開始：2019年6月3日（月）
申請締切：2020年1月31日（金）

※ 期限前であっても、補助金の予算がなくなり次第終了いたします。
※ J-LODにおける採否連絡は各応募締切後、2週間以内に行われます。
※ 本補助金の実施期間は、2020年3月31日までとなっております。
また、本支援対象の事業は2020年2月29日までに事業完了することが条件となります。

詳しくは特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）のWebページをご参照下さい。
※ 本支援事業は今期限りの施策となります。

■ その他
Independent Music Coalition Japan （IMCJ）も本件に関しサポートを行っています。
詳細はIMCJホームページをご覧ください。